10. 八支則について – まとめ
ヨガの基本概念 「八支則 / アシュタンガ」について
1から8までのステージについて見てきました。
八支則については、また続きを書いていこうと思いますが、
いったんの区切りとして、
8段階の全体を、ツリーのような形にして
視覚的に捉えられるようにしました。
視覚的に捉えられるようにしました。
1回目 八支則の大枠を学ぶ。
2回目 ヤマ・ニヤマ ( 日常の行動や物事の考えかた )
3回目 アーサナ・プラーナヤーマ ( スタジオで行うポーズと呼吸 )
4回目 プラティヤハーラ ( 心と体をつなぐステップ )
5回目 ダーラナ ( 心を一か所にとどめる。)
5回目 ダーラナ ( 心を一か所にとどめる。)
6回目 補足
7回目 ディヤーナ = 瞑想
8回目 サマディー = 悟り
9回目 心に空間をつくる
10回目 まとめ ←本日
ただの体操? それともヨガ?
普段のレッスンで、
「 みなさんアシュタンガって、聞いたことありますか? 」
と参加者のかたに尋ねることがあるのですが、
クラスに20名近くいても、1人も手が上がらないことも。
そういう時わたしは、最初の10分以上、
「八支則 / アシュタンガ」について話し始めてしまいます。
みなさん、ヨガを受けに来られているのだから、
なるべくヨガの時間を長くと思いますが、
「八支則 / アシュタンガ」を知らないままヨガをするというのは、
ゴールも知らずにマラソンをしているようなもの。
1980年に京都を訪れた
B.K.S IYENGAR師が、 ( 1918 – 2014 )
「 日本のヨガは単なる美容体操 」と言われた頃から何も変わっていません。
最近は、「
メンズヨガヨガ 」などの言葉も広まるように、日本でも、ヨガの人口が増え、
ヨガ業界が賑やかになる一方、
もっと、根本的な部分、なぜヨガなのかが
同時に伝わったら良いなと思っています。
汗をかく
、体を動かす、というのは、「八支則 / アシュタンガ」でいうと、
3段階目までです。
最初はそれでも良いと思います。
3段階目までです。
最初はそれでも良いと思います。
でもヨガを2年、3年と続けても、
それよりも先に進まないとしたら、
それは、「ヨガ」という名前で、
「ヨガ」のポーズをとるエクササイズに過ぎないのです。
それは、「ヨガ」という名前で、
「ヨガ」のポーズをとるエクササイズに過ぎないのです。
そしてさらにいうと、それでも良いのです。
ヨガの1つ1つのポーズや呼吸の効果は絶大で、
たとえ複雑なヨガ哲学の知識なんてなくても、
リラックスやストレッチ、筋力アップといった効果をきちんと実感できるからです。
何のためにヨガをするかは、
その人が決めることだからです。
( 選択 → カルマヨガのお話へ。)
( 選択 → カルマヨガのお話へ。)
ただ、私はレッスンで、
もう1つみなさんを先へ連れて行ってくれる
「 ヨガ 」の存在についても、
お伝えしたいので、
「八支則 / アシュタンガ」の教えについて、
文章やイラストなどでまとめています。
( 全てをクラスでお話するのは、とても不可能なので! )
もう1つみなさんを先へ連れて行ってくれる
「 ヨガ 」の存在についても、
お伝えしたいので、
「八支則 / アシュタンガ」の教えについて、
文章やイラストなどでまとめています。
( 全てをクラスでお話するのは、とても不可能なので! )
「 八支則 / アシュタンガ 」
こちらの表を見ていただくと、
5段階目のPRATYAHARAだけは、
心( INTERNAL )と体( EXTERNAL )の
2つの要素が重なりあっているのが分かりますね。
5段階目のPRATYAHARAだけは、
心( INTERNAL )と体( EXTERNAL )の
2つの要素が重なりあっているのが分かりますね。
ヨガのポーズと呼吸に集中することで、
外側に向いている感覚を、
亀の手足のように引っ込めていき、
制御することが、
心と体をつなぐ鍵となるなります。( プラティヤハーラ : 制感 )
心と体をつなぐ鍵となるなります。( プラティヤハーラ : 制感 )
亀の話、覚えてますか? ( こちら )
八支則は、ヨガのゴールまでの流れを
8つのステップに分け、現代までわたしたちに伝えてくれているのです。
この「八支則 / アシュタンガ」を意識し、
ヨガの練習をするようになると、
ヨガの練習をするようになると、
呼吸やポーズの意味が、
頭の中で整理され、
本当によくできたシステムであることが分かります。
頭の中で整理され、
本当によくできたシステムであることが分かります。
では、誰がこの八支則を教えてくれたのでしょう??
ヨガ哲学、次のテーマは?
こういったヨガに関するお話を
普段のレッスンでも少しだけすると、
中には、とても興味を持たれて、
ブログを読んでくださるかたも。
普段のレッスンでも少しだけすると、
中には、とても興味を持たれて、
ブログを読んでくださるかたも。
最近は、
「 八支則ってこんなに難しいんですね!
勉強したことなかったから知らなかった。」
など、とても率直な感想をいただき、
など、とても率直な感想をいただき、
大変参考にさせていただいております。
普段のヨガのクラスでは語りきれないヨガにまつわるストーリーの数々。
これまで見てきた「八支則 / アシュタンガ」は、
「 ヨガスートラ 」という本の2章29節に書かれています。
という、「 ヨガとは何か 」の定義付けから始まります。
では、「 ヨガスートラ 」とは何か。
その中身について、次回から進めていきましょう。