① 言葉の整理( ポーズ名あれこれ )
ヨガの道を8段階に分けて理解する
八支則( アシュタンガ )というコンセプト。
その八支則が書かれている本、
ヨガスートラについてお話していく前に、
基本中の基本、
ヨガ用語についてです。
3通りの言い方ができるヨガポーズ名
ヨガのレッスンに出ていると、
同じポーズでも先生によって、違った言い方をしていることに
気づくかもしれません。
ヨガのポーズ名は、
・日本語・英語・サンスクリット語と3つの言い方ができます。
( 例1 )
・木のポーズ ( 立ち木のポーズ )
・Tree Pose
・Vrksasana ( ブルクシャーサナ )
( 例2 )
・戦士のポーズ
・Warrior Pose ( ウォーリアポーズ )
・Virabhadrasana ( ヴィラヴァドラーサナ )
( 例3 )
・半月のポーズ
・Half Moon Pose ( ハーフムーンポーズ )
・Ardha Chandrasana ( アルダチャンドラーサナ )
ベースとなるのは、サンスクリット語名です。
そちらもとに英語に翻訳、日本語に翻訳したポーズ名があり、
3通りの言い方ができるのです。
インドの古語、サンスクリット語
サンスクリット語というのは、
インドの古い言葉です。( 古代語 )
ポーズ名に限らず、
古代ヨガの文献は、
サンスクリット語で書かれています。これから進めていく
「ヨガスートラ 」もサンスクリット語で書かれています。
サンスクリット語で書かれています。これから進めていく
「ヨガスートラ 」もサンスクリット語で書かれています。
サンスクリット語について少し理解しておくと、
「 ヨガのレッスン 」にご参加されるときはもちろん、
「 ヨガ哲学 」に触れる時にも、
大きな手助けとなります。
「 ヨガ哲学 」に触れる時にも、
大きな手助けとなります。
サンスクリット語、基礎の基礎
ヨガのレッスンにご参加されているかたなら、
ダウンドッグをアドムカシュヴァーナーサナ
とも言うのだと、ご存知かもしれません。
ダウンドッグと言うのは、・下を向いた犬のポーズ
・Downward Facing Dog ( ダウンワードフェイシングドッグ )
・Adho Mukha Svanasana ( アドムカシュヴァナーサナ )と言う3通りの方法で言うことができますが、
サンスクリット語を1語ずつ分解してみると
adho : 下の・下向き・下方向 / downward
mukha : 顔 / face
svana : 犬 / dog
asana : ポーズ / pose
・Adho Mukha Svanasana ( アドムカシュヴァナーサナ )と言う3通りの方法で言うことができますが、
サンスクリット語を1語ずつ分解してみると
adho : 下の・下向き・下方向 / downward
mukha : 顔 / face
svana : 犬 / dog
asana : ポーズ / pose
とこのように英語・日本語に訳すことができるのです。
近い例で、
ウルドゥヴァ( urdhva )と言う言葉は、
上向き / upward という意味。・上を向いた犬のポーズ
・Upward Facing Dog・Urdhva Mukha Svanasana ( ウルドゥヴァムカシュヴァナーサナ )
となるわけです。
( ヨガのクラスに出ていない方には少しわかりにくいですね。)
ヨガのレッスンに出られるとき、
試しに、サンスクリット語名、英語、日本語
それぞれ聞き分けてみてください。
先生によって、使う言葉に特徴があると思います。
私は、10年以上前、ヨガに通い始めたころ、
このポーズはこの言い方とこの言い方があるんだ!
なんてこっそりと発見しては楽しんでいました。
現在、インストラクターとして
ニューヨークスタイルヨガのレッスン中にポーズ名を言う時は、
英語、もしくはサンスクリット語のことが多いです。
ポーズによって、相性の良い言葉があるので、
参加されるかたに伝わりやすいほうを選んでいます。
また聞きなれない言葉でも、
何回もクラスで行ううちに、
リピーターの生徒さんはそれを耳でも覚え
ポーズ名を聞けば、細かい説明を聞かずとも
体が動くようになる。
体が動くようになる。
これは、ニューヨークスタイルヨガのクラスメッセージ
動く瞑想、Moving Meditationのキーとなる部分でもあり、大変重要。
動く瞑想、Moving Meditationのキーとなる部分でもあり、大変重要。
詳しくは、また別の機会にいたしましょう。
次回は、② 言葉の整理 ( 心・思考・自分 )です。