⑤八支則について – 心と身体をつなぐ。
さあ、ヨガの基本原理、
「八支則」の5回目は、ダーラナー 集中についてです。
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1回目 八支則の大枠を学ぶ。
2回目 ヤマ・ニヤマ ( 日常の行動や物事の考えかた )
3回目 アーサナ・プラーナヤーマ ( スタジオで行うポーズと呼吸 )
4回目 プラティヤハーラ ( 心と体をつなぐステップ )
5回目 ダーラナー
5回目 ダーラナー
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6番目のダーラナ / DHARANA / 集中
Dharana is the fixing of the mind on something external or internal.
ダーラナの基本概念は、
心を一箇所にとどめることです。
( = 意識を一方向へ向ける )
心を一箇所にとどめることです。
( = 意識を一方向へ向ける )
それは難し数学の問題を解くような
集中を強制するような感じではなく、
ダーラナは点( スポット )で、八支則の次の段階である
ダーラナは点( スポット )で、八支則の次の段階である
瞑想を形づくると捉えてみてください。
ここで、農家のかたが農地を耕すための用水路を例にあげましょう。
水を貯めている場所から、
いくつも水路が違う方向へ分かれている様子を想像してください。
農家さんが、均等の深さに水路を掘ると、
水は均等に流れます。
でも、もし1つだけ、他のものより深く掘ったら?
たくさんの水がそこに流れるでしょう。
たくさんの水がそこに流れるでしょう。
これがダーラナでの取り組みです。
1つ集中する対象を決めます。
そうすると、
意識はその対象に吸い込まれるように集まり始め、
たくさんの方向へ意識が広がり、散漫になるのを防ぎます。
よく考えること( 熟考や内省 )は、
集中するための理想的な心の状態を作ります。
集中する対象は
写真やキャンドルの火など外的なもの、
チャクラや身体の一部、思考など内的なもの、
どちらでも構いません。
選んだ1つに意識を向け続けると、
集中はより強力なものとなります。
ダーラナは、
心が散っている時には絶対にできません。
前回の④八支則の回にも最初にお伝えしましたが、
ヨガのレッスン中、心が集中するかしないかで、
みなさん自身にとってレッスンの質が変わってきます。
みなさん自身にとってレッスンの質が変わってきます。
良いレッスンを受けるために、
良い先生、良いスタジオを探すのも良いでしょう。
ですが、自分自身の内側、
ココロの状態も重要です。
疲れすぎていませんか?
心配ごとはありませんか?
楽しみすぎることもたまに、
集中をさまたげる障害物となりますよ。
( 例えば私の場合、練習のあとの友人とのランチが楽しみで練習に集中できなかったり、という経験があります。)
心の内側を整えて、
そのためにもその時できることは、
( 仕事も家事も。)
その時間内に取り組んで、
またマットの上に立ちましょう。
Let’s practice on the mat!!!
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きょうはここまでです。また次回!