② 言葉の整理( 心・思考・自分 )
ヨガの道を8段階に分けて理解する
八支則( アシュタンガ )というコンセプト。
その八支則が書かれている本、
ヨガスートラについてお話ししていく前に、
ヨガ用語について
八支則( アシュタンガ )というコンセプト。
その八支則が書かれている本、
ヨガスートラについてお話ししていく前に、
ヨガ用語について
基本の基本を、少し確認しています。
前回は、ヨガ用語は、
インドの古い言葉、
インドの古い言葉、
サンスクリット語であることを学びました。
今回は、
「 心・思考・本当の自分 」という言葉の整理をしていきます。
「 心・思考・本当の自分 」という言葉の整理をしていきます。
ヨガを理解するためのキーワード
「 心 」や「 思考 」といった言葉は
目には見えないため、
説明・理解が難しいのですが、
ヨガ哲学を理解を助けるための大変重要ワード。
「 湖 」の例えを使ってみていきましょう。
「 心 」を「 湖 」にたとえる
ここで突然ですが、
「 湖 」をイメージしてみてください。
湖の表面は荒れてますか?穏やかですか?
湖の水質は?
湖の水質は?
澄んだ水?よどんだドロ水?
湖の底には何があるでしょうか?
湖の底は見える?見えない?
もし上の写真のように
湖の水が澄んでいて、湖面も穏やかであれば、
湖の底が簡単に見えるでしょう。
でも、もし湖の表面に、
たくさんのさざなみが立っていたり、
湖の水自体が濁っていたら、
湖の底は見えません。
「 湖 」の底には何がある?
上の例は、湖全体を「 心 」
さざなみだったり、濁ったりの現象は、
心で次々と生じる、「 思考 」を表しています。
湖の底は「 自分自身 」を意味し、
心 ( 湖 )の状態が穏やかである時にのみ、
「 本当の自分 」を知ることができる、
というインドに古くから伝わる比喩的表現です。
「 本当の自分 」= 真我 ( しんが )
とヨガでは言います。
英語では、TRUE SELFです。
覚えておきましょう。
つまり、心が濁った状態では、
本当の自分は見えていない、気づかない。
本当の自分を知るためには、
まず、心の状態を整えていくことが必要で、
そのためにヨガの「 呼吸 」や「 ポーズ 」をしましょう
というのがヨガの考えかたです。
「 思考 」は表面的なもの
上のイラスト内にある
サンスクリット語の意味も確認をしておきましょう。
( セルフは英語です。 )
citta ( チッタ ) = 心・マインド
vritti ( ヴリッティ ) = 思考
vritti ( ヴリッティ ) = 思考
湖は、心 ( citta )
さざなみや濁りは、思考 ( vritti ) が活発な状態を表します。
「 心 」は、「 思考 」を生み出す器官なのです。
さざなみが湖の表面上で生じるように、
「 思考 」や「 感情 」も、
「 心 」で生じる表面的なものと捉えることができます。
心が( citta ) 穏やかで、余計な思考 ( vritti )がおさまっていることが
本当の自分 ( 真我 ) を見つめるために大事なのです。
どんな時も、湖の底は穏やか
最後にもう1つ大事なことを。
湖の表面というのは、
その日の天候に左右されるでしょう。
風が強く吹けば、波立つし、
雨が降れば、波紋で底は見えなくなります。
雨が降れば、波紋で底は見えなくなります。
ですがどんな悪天候で、
表面が乱れ水が濁っていても、
必ず「 湖の底 」があって、
その場所は、表面とは比べものにならないくらい
穏やかな状態を保っています。
わたしたちの心も、湖と同じように
つい、うわべの感情や、考え事に心が覆われて、
本当の自分が見えなくなってしまいがちですが、
心の1番深いところには、
穏やかさや静けさが広がっている。
これがヨガの哲学からのメッセージなのです。
「 真我 」は、特別な湖にだけ存在するのではなく、
すべての湖の底に、いつでもある存在。
次回は、 「 心 」についてもう少しお話します。
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