ヨガの経典「 バガヴァッドギーター 」からまなぶ感覚をコントロールするすべ
皆さんは、コンビニ、もしくは好きなお店へ行ったとときに新商品が並んでいると、
「 あ、新商品だ、試してみたいな、気になるな」
と感じませんか?
けさの朝ヨガライブでは
感覚をコントロールすること・感覚に振り回されることについて、
ヨガの経典「 バガヴァッド・ギーター 」からの有名なストーリーを引用して、お話をしました。
( 31:50 〜 36:00 )
朝ヨガライブ メニュー
けさの動画では、イスを使っておこなうチェアヨガを 前半におこなっています。
後半が「 知識のヨガ 」です。ブログでは、「 知識 = ジュニャーナ 」の部分をまとめています。
- 2:00 チェアヨガ
- 12:20 マットのヨガ
- 31:50 ヨガのお話
「 感覚の奴隷 」とは
さて、まずは上の画像、けさの聖句を読んでみましょう。
“ 必要なら1人で歩きなさい 感覚の奴隷から何を期待できるというのです 。彼らは、決断すること、リーダーとなることに慣れていない 。彼らは奴隷なのです “
キーワードは The slaves of senses
「 感覚の奴隷 」です。
いったいどういうことか、少し例をあげてみます。
冒頭で触れたように、
たとえば、『 新しいチョコが出てる ♡ 』
『 食べたいな〜 』
『 でも、太っちゃう。やめておこう。。 』
( でも、食べたい・食べたい・食べたい・・・・ )
パクリ。。
「 あー、また 我慢できずに 食べちゃった!ダメな自分。。 ( 涙 ) 」
食べなきゃココロが落ちつかない
食べてもココロは満たされない。
そんな状態が
「 感覚の奴隷 」振り回されてしまっている状態です。
「 チョコ 」を、アルコール・タバコ・ショッピング・睡眠、に置きかえてみると、
だれもが似たような経験があるのではないでしょうか。
「 感覚 」というのは、大変に扱いが難しいものなのです!
5 Cognitive senses
ちなみに「 感覚 」というのは、眼・耳・鼻・舌・触覚の5つの感覚器官
きのうの記事「 エゴと本当のじぶん 」からも確認することができます。
ヴァガヴァッド・ギーター
BHAGAVAD GITA
さて、わたしが10数年前、ヨガを始めたとき、とても好きだった1枚の絵があります。
それは、「 ヴァガヴァッド・ギーター 」というヨガの経典のなかで描かれている1シーンであることを
だいぶあとになって学び知りました。
Bhagavad Gita:古来インドからつたわるヨガの経典の1つ
Arjuna’s Chariot
上の画像は、秋の 指導者養成トレーニング ( 更新 ) で使用する教材です。
- 馬 = 5感覚器官
- 手綱 = ココロ
- 御者 ( ドライバー )
= 知性 - 乗客 ( パッセンジャー / 旅人 )
= ほんとうの自分 - 馬車 ( カリオット / 戦車 )
= カラダ - 道 = 人生
① カリオットとは「 戦車 」
つねに感覚を外へ向けて生活・仕事をしなければいけない私たちの日常は、まさに「 戦場 」
感覚を内側へ向けたときにのみ「 安らか 」になれる、というのが、
ヨガ・ZEN ( 禅 )・瞑想・マインドフルネス
すべてに共通するコンセプトです。
感覚をコントロールするには
「 感覚 」を内側に向けるためには、
「 感覚 」という、ときに暴れて手をつけられなくなる「 馬 」を、上手にコントロールする、賢いドライバー ( ブッディ = 知恵 ) が必要です。
賢いドライバーがいれば、
わたしたちの人生は、たとえ、困難な局面に差し掛かったとしても、
うまく乗り越えることができ、快適な道のりとなります。
ヨガは「 より生きるための知恵 」
皆さんの毎日に、ヨガの「 知恵 」が少しでも届けば幸いです。
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