ヨガの道は障害物競走のようなもの|ヨガスートラからの教え
こんにちは、都内でyogaのインストラクターをしているミカ( @mikamikayoga )です!
本日は「 ヨガスートラ 」のお話をします。
「 ヨガスートラ 」という書物には、
ヨガのスタートからゴールまでの道順が書きしるされています。
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ここでの「 ヨガ 」とは、カラダのヨガ = ハタヨガ ではなく、
おもに、ココロと向き合うヨガ = ラージャヨガ のことです
( ヨガの種類 )
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ヨガスートラとは
- 紀元後300年ごろに、パタンジャリ・マハリシ師によって編纂された経典
- ラージャ・ヨガの原典
- 現代の瞑想やヨガ、すべての土台
- 200ほどのスートラ ( = 短いフレーズ ) でできている
( こちらの記事は、2018年6月11日|Youtube 朝ヨガライブ動画 の内容を記事にしたものです )
THE YOGA SUTRAS of Patanjali
さいしょに…
「 パタンジャリのヨガスートラ 」
ヨガのインストラクターの資格をとった 2011年
「 ヨガの先生 」なら、絶対に読まなくてはいけない、
と言われて、購入 ( させられた ) しておいた本です。
なんども読むことを試みましたが、
当時、文字があたまに入ってきませんでした。
それが不思議なことに、
先日、朝、数ページに目を通したところ、
すべての言葉がとても鮮明で、
スートラからのメッセージは、とても明快・クリアでした。
わたしが、2011年から続けたことは、
「 ヨガのレッスン = 仕事 」「 英語 」の勉強、「 ヨガ 」の練習、「 脳科学 」の研究でした。
ようやく「 ヨガ 」を伝える準備ができたのかもしれません。
「 ヨガスートラ 」からのメッセージを、以前より理解できる。
このことはわたしにとって、「 ヨガをもっと伝えていいよ 」の合図のようにも思えました。
200 SUTRAS
さて、「 ヨガスートラ 」というのは、1〜4章までで構成され、ぜんぶで、200ほどのフレーズからできています。
1つ1つのフレーズを「 スートラ 」といい、それぞれに、大事なヨガの教えが書いてあります。
わかりやすいものから、超難解なものまであります。
まずはわかりやすいものから、Youtubeの動画・ヨガの教科書に残していきたいと思います!
1-30 心の散動は、心の障害
1章30節は、このようなフレーズ ( = スートラ ) です。
むずかしく感じると思いますので、すこし分けてみていきましょう。
ココロの散動が、ココロの障害
最初に触れたとおり、「 ヨガスートラ 」には、ヨガのスタートからゴールまでが記されています。
ヨガの目的の1つは、ココロを穏やかにし、瞑想をすること。
( 八支則|はっしそく 7段階目 ディヤーナ )
ココロが「 散動 」していては、瞑想などできません。
その「 散動 」を引き起こすのが、病気や無気力、うたがう心 ( さい疑 ) というわけです。
獲得した地位からの転落 = 人生の障害
「 獲得した地位からの転落 」によって、
ココロが穏やかでなくなることも起きますね。
1章30節 ( スートラ 1- 30 ) の後半には、人生の障害に直面したとき、挫折してしまうことこそが、また別のココロの障害である、ということがかかれています。
「 ヨガスートラ 」を現代のわたしたちにわかりやすく解説してくださるスワミ・サッチダーナンダ先生は、次のように言います。
わたしたちには乗り越えるチカラがある
サラサラと小川を流れているときには気づかないけれど
「 水 」には、電力を生み出すほどのチカラがあります。
それは、ダムという「 障害 」によって引き起こされます。
挫折や失敗はわたしたちのためにある
言いかえると、挫折や失敗のために「 ココロの平安 」が乱される必要はない、ということです。
言うほどやさしいことではありませんね。。
何か失敗ごとがあった時、どうしてもげんきになれときは、マットの上で深く呼吸をしてみましょう。
きっと助けになります。
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ヨガの道は障害物競争のようなもの
THE YOGA SUTRAS 1-30