難しいヨガポーズ、イントラはできないといけない?
こんにちは、都内でyogaのインストラクターをしているミカ( @mikamikayoga )です!
先日いただいたご質問、
「 倒立ができないけど、NY STYLEのトレーニングに参加できますか? 」について。
倒立というのは、支えのある頭立ちポーズのこと、
ご質問者さまはヨガのインストラクターさんです。
( 写真ポーズ : Supported Head Stand )
答えは、いったんは、できる必要ありません。
日本のヨガは、どちらかというと美容やリラックス系のクラスを目的にくるかたが多く、
クラスで難易度の高いポーズを教える機会はそもそもないからです。
ただし、“ いったん “ としたのは、将来的にはできた方が、インストラクターとして生徒さんへ伝えられることが増えるから。
習得ポーズは多い方が良いでしょう。
もう少し詳しくお話していきます。
生徒さんのためにクラスをカスタマイズ
生徒さんにとってその日必要なポーズを見極める
インストラクターは、
来てくださる生徒さんに合ったポーズを組み合わせることで、60分間のクラスを構成します。
生徒さんにとってちょうどよいレベルを見極めることは、
イントラスキルの1つとして欠かせません。
月末だったり、会社の決算シーズンだったりで、
みなさんが疲れている雰囲気を感じたら、普段は動きの多いクラスだとしても、
ポーズを緩めたり、立ちポーズの比率を減らしたりと、毎回、調整が必要です。
難易度が高いポーズの必要性
わたしがこれまでイントラとして、いろいろなスタジオを見てきた経験から、
ヘッドスタンドをクラスで指導する機会というのは日本では、いまのところあまり多くありません。
特に新米のインストラクターは、ホットヨガのレッスンから担当することが多いのですが、
ホットスタジオで床が岩盤のような石の場合、逆転系のポーズの練習は絶対にできません。
( ※ ただしフロアーが石でなく、生徒さんがアドバンスの場合、ホットヨガでヘッドスタンドをフローシークエンスに組み込むことも可能。 )
上の表は、わたしの担当するレギュラークラスの傾向から、
個人的に割り出したものになります。
ヨガの流派やスタジオによるので、参考程度にしてくださいね。
美容・若返り・脳のマッサージにもなるヘッドスタンド!
そうは言ってもできるようになってほしい!
ヘッドスタンドは、インドのヨギたちが毎朝やっていると言われるほど効果・効能の高いポーズ。
難易度も見た目ほど難しくないため、
わたしの常温クラスでは、生徒のみなさんに積極的にチャレンジしていただくようにしています。
ヘッドスタンドの指導には、
まずポーズのコツや、やり方を解説するのに多少時間が必要です。
そのため、普段の60分間のクラスの中で紹介するよりも、
ヘッドスタンドのためのワークショップを開いたり、
レッスン後に簡単にレクチャーして、生徒さんがおうちで練習できるようにしておいてあげると良いでしょう。
教えるためには自分ができないと教えられない
ポーズを教えてあげるためには、
自分がそのポーズを理解していること・安定してできることの2つが必要です。
もしかしたら稀に、自分はできないけど、上手に説明出来る、というタイプの人もいるかもしれませんが、
通常は、自分ができなかった経験・どうやってできるようになったか・そのプロセスを生徒さんに伝えてあげることが、生徒さんにとって、役立つ良いアドバイスとなります。
支えのあるヘッドスタンドは、
コツさえつかめば必ずできるようになるので、
いまできないという方は、生徒さんも、イントラさんも、
下の動画を参考にみなさんもおうちの壁を使って練習してみてください。
( 安全に行いましょう〜 )
| YOUTUBE |
イントラまとめ
- 難易度の高いポーズを教える機会はあまり多くない
- その日のクラスで生徒さんに必要なポーズを見極める
- ヘッドスタンドは効果・効能が多い!
- 習得ポーズが多いと、クラスで伝えられることが増える
最後に
生徒さんはあなたの鏡
みなさんがヨガに夢中で、そうするうちにできるポーズを増やしていけば、
きっと、ヨガを好きになる生徒さんが、みなさんの周りで増え、
みなさんのクラスはよりいっそう活気あふれるものになることでしょう。
逆もまたしかりです。
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