満足 = 本当の意味での豊かさ・幸せ【 八支則・ニヤマ ❷ サントーシャ・満足 】
ヨガスートラ2章42節
ニヤマ ( 自分への規律 ) の2番めの教え
サントーシャ ( Satisfaction・満足 ) についてお話をします。
八支則・ニヤマ
ニヤマは、八支則というヨガにおける8つの練習段階1つで、
ニヤマのなかには、守るべき自分へのルールが5つあります。
- サオチャ:カラダ・ココロのクリーニング ( 清潔 )
- サントーシャ:満足
- タパス:状況と向きあう
- スワディヤーヤ:勉強
- イシュワラプラニダーナ:信じる力
サントーシャ・満足
満足 = 幸せ
サントーシャというサンスクリット語は、サン ( 等しい ) とトーシャ ( 幸せ ) という2つの言葉に分解することができます。
つまり、サントーシャ・満足することは、幸せと等しいのです。
- サン = equal・等しい
- トーシャ = happiness・幸せ
満足の重要性
もし、幸せになりたいとしたら、
わたしたちは、自分の人生への満足度 ( サティスファクション ) を高めていく必要があります。
また、幸せというのはお金によって得られず、
お金によって得られものは、幸せではなく、便利で快適な生活なのです。
※ 間違った認識
× 便利で快適な生活 = 人生の幸せ ではありません
※ お金を稼がないほうがいいということでもありません
満足度を上げる3つのテクニック
人生への満足度を上げるには、
人生について理解しておくことです。
人生を車の運転にたとえてみましょう。
① 人生のカーブの意味
わたしたちの人生には、様々な問題が起こります。
まるでカーブや段差、信号があって、なかなか思い通りには進まないドライブのようです。
そんな道を走っているドライバーは、油断ができず大変でしょう。
何の障害もない、100km続くまっすぐな道がいいとさえ思うかもしれません。
ずっとまっすぐは危険
ですが、実際にはそんなずっとまっすぐの道は、退屈で運転中に注意が散漫になり、危険です。
一方で、信号やカーブのたびに、ドライバーは自分の運転に注意深くなります。
同様に、人生でおこる問題というのは、わたしたちが自分の人生により意識的になるためにあるのです。
② カーブを乗り越える
運転中にカーブがきたら、
運転テクニックをつかって安全に走行するように、
人生で問題が起きれば、わたしたち自身の強さや忍耐がためされます。
状況と向き合う
いま、問題のたびに文句が浮かぶのであれば、
その目の前の問題を、人生に意識的になるきっかけとして見るのが、サントーシャからの教えです。
失敗をどのように捉えるか
また、もし失敗があったとしても、
そこから学びさえすれば、それは本当の意味での失敗ではないのです。
③ 人生の豊かさ
サントーシャというのは、
目のまえの状況がなんであれ、
持っているものがなんであれ、
そこから学びます。
そのときに、感じる幸せこそが「 人生への満足度 」を表し、
本当の意味での人生の豊かさとなります。
大きな問題がおきたとき
そうはいっても、
なにかすごく大きな問題がおき、なにもする気がおきないというときも、人間にはありますね。
マインドに仕事をあたえる
そういうときは、マインドの好きなことをします。
例えば、ヨガをしたり、映画をみたり。
そして、またマインドが大丈夫になったとき、ご自身のすべきことに戻ります。
まとめ
- 「 八支則 」ニヤマ
= 自分のためのルール - サントーシャ
= 満足 - 満足をすること = 幸せ
サン = equal
トーシャ = happiness - どんな状況からも学び、満足をえる
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