どっちが良い先生?「 美しさ or 分かりやすさ 」
こんにちは、都内でyogaのインストラクターをしているミカ(@mikamikayoga )です!
突然ですが、みなさんに質問です!
- ポーズがモデルのように美しい先生
- クラスの内容が良い・説明がわかりやすい先生
生徒であるみなさん
1と2、どちらの先生のクラスを受けてみたいですか?
インストラクターをお仕事にしている皆さん
1と2、ご自身がなりたいのはどちらのタイプでしょうか?
答えは、人それぞれ。
正解はありませんが、もう少し掘り下げて4つのタイプを考えてみましょう。
イントラパターン | 4タイプ
タイプAがベスト!
ポーズがキレイで、説明も上手な先生が1番ですよね。
ヨガの先生なら誰もが「 A 」を目指しているし、
生徒さんなら、間違いなく「 A 」の先生のクラスを選びますね。
① 先生自身の美しさ・② クラスの内容ともに揃った「 タイプA 」のスターティーチャーもいる一方、そのどちらかいっぽうのみを習得することで手いっぱいになってしまっている「 タイプB 」や 「 タイプC 」のかたが全体的には多いかなと思います。
大多数は「 タイプC 」
一般的に、ヨガのインストラクターというのは、
- 指導者養成トレーニングを受講
- スタジオオーディションに合格
- レッスンがスタート
という流れで仕事がスタートします。
毎回のレギュラーレッスンの内容を、どれだけ見直すかによって、② クラスの内容のスキルは大きく伸ばすことができます。
次にあげるのは、わたしがヨガのインストラクターを5年ほど続ける中で、
気をつけていたことです。
- どんな言い方をすると、生徒さんがどのように動くかを分析
有効な表現はキープ
生徒さんがわかりにくそうにした表現 : 使わない or 改良を加えて、伝わるようにする
- カラダの特徴によって、辛いポーズ・得意なポーズあることを見極める。また、その症状を改善するための相性の良いポーズも用意しておく 股関節が硬いかた
: 合せきポーズで座りにくい → ピジョンのポーズで股関節を柔らかくする
筋肉量が多いかた
: プランクポーズは得意・でも肩などの関節が硬いことも → ショルダーストレッチをする
- アジャストのバリエーションを増やす
アジャストというのは、実際に生徒さんに触れることです。
ポーズをサポートしたり、ストレッチの効果を深めたりできます
などなどキリがありませんが、
これらは、レッスンの回数をこなすうちに自然と身につきます。
ただし、毎回のレッスンで、良かった点、悪かった点をなんとなく流さず、
「 あそこは、もっとこうしたら良かったな。」なんて、帰り道で考えたり、ノートやスマートフォンにメモしたり、という作業を積み重ねましょう。
そうやって積み重ねた知識があるインストラクターと、そうでない人とでは、
何年という月日が過ぎた時に、埋めることができないほどの大きな「 差 」ができてしまいます。
ただ、こうしたことをしていても、① ( 自分の )ポーズの上達 は得られません。
日々のレッスンスケジュールをこなすので精一杯、
自分の練習の時間を取れずに、2年、3年と過ぎてしまった。。。!
このような感じで、
自分は「 TYPE C 」かもしれない…というかたが多いのではないでしょうか。
希少な「 B 」
いっぽうで、ヨガの先生の中には、バレエや器械体操、ダンスの経験があって、
もともとの柔軟性やバランス能力が高いところからスタートしている人もいます。
こういうかたの場合、
子供のころから身体が柔らかかったり、難しいポーズも感覚( センス )でできてしまうため、
できない人が、なぜできないか、という部分を理解するステップが必要となります。
そのステップを抜かすと、
「 先生はできるけど、生徒はできない 」
というとても残念な状況に陥ってしまうことになります。
そのかわり、「 タイプ B 」の先生が言葉で説明できるようになった時、
普通の人では敵わない「 タイプ A 」のスターティーチャーとなるわけです!
「 タイプ C’ 」
さあ、ここまでいろいろ分析してきました。わたし自身は、大多数の「 C 」
ただちょっと特殊で、こんな感じ。
もともと人一倍カラダが硬く、運動神経はめちゃめちゃ悪いです。
そんなわたしのポーズはいま、五角形 ( 三角形と丸の中間 )くらいになっているかなと思います。
いっぽう「 クラスの内容 」については、インストラクターを始めた当初から、
クラスシークエンスを考えるのには苦労したことがありませんでした。
次から次へと、ポーズが思いつくのですのです。
さらに、ニューヨークのスタジオで、たくさんの素晴らしいレッスンを受ける経験にめぐまれ、たくさん刺激を受けて、ニューヨークスタイルヨガを始めることになりました!
「 レッスン構成力 」を身につけてほしい
これまで、5年間インストラクターを続けてきた中で、
2つのことを大事にしています。
日本での生徒さんにとって、もっとも受け入れやすいクラス構成とは、
「 しっかりと基礎をふまえた上で、30〜50%程度のオリジナリティーを加えたクラス 」であること。
もう1つは、
レッスンというのは、自分の覚えていることをそのまま行えば良いのではなく、
いかにその知識を応用し、目の前の生徒さんにとって、ちょうど良いクラスレベルに調整できるかが大事である、ということ。
秋に「 ニューヨークスタイルヨガ 」のトレーニングを企画しています。
- 90分間のクラスシークエンスを覚える ( ビデオ教材がメイン )
- 必要に応じて、ポーズを「 カット・追加・応用 」といったアレンジ方法を学ぶ
この2つを徹底することで、状況に合わせて、60分・45分と時間調整をする力や、初・中・上級といった運動強度のコントロールが自在に行えるようになります。
組み立てる力を学ぶ。
- クラス構成
- レベルの調整方法
さまざまなノウハウを、
みなさんへお伝えして「 クラスの内容 」を ” 花丸 “ にするお手伝いをさせていただけたら幸いです!
イントラまとめ
- ポーズも説明も上手な先生が生徒さんにとっては1番
- イントラ駆け出しの頃は、自分の練習の時間を取りづらい
- ヨガ以外による経験値が高いイントラさんは、生徒さんの「 できない 」を理解することが重要
- 「 クラス構成力 」を高めよう
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